不動産を買いたいと思ったら?

普通の人であれば、長い人生において数少ない経験になる不動産の購入ですが、どのように進めて行けば失敗しないでしょうか?

中には不動産会社を仲介せずに取引する方もいるかもしれませんがそのケースは稀でしょう。物件の購入を考えた場合、大半の人は不動産業者を選ぶことになります。

不動産業界は昔からのイメージで「地上げ屋」などといった良くない印象を持っている方がいる思いますし、店舗に入りづらい雰囲気があると感じる方もいるでしょう。

ここでは不動産を買いたいと思った場合の不動産の選び方から手順、交渉、契約までの過程をスムーズに行うべく、詳しく解説したいと思います。

 

不動産会社と選ぶポイント

不動産を選ぶポイントと言っても「賃貸」と「売買」で変わってきます。仮に「賃貸」だった場合ですと、地場の情報に強い地元密着型の不動産のほうが良い物件に巡り合えるチャンスが高まります。

一方で「売買」の場合は、大手なのか地元密着なのかというよりは、営業担当者のソリューション能力が重要になってきます。

なぜかというと、不動産取引は「賃貸」よりも「売買」のほうが、当事者が多くなるのでそれだけ予期しない問題が発生します。例えば物件のライフライン状況や登記簿等本の内容について等、情報を交換する機会が多いのが事実です。

そのような状況の中で、不動産営業担当者が臨機応変に対応できるソリューション能力があると取引がとてもスムーズになります。

ですので、不動産会社を選ぶポイントとして、営業マンのお人柄や能力、経験豊富なのか等を観察してみるといいでしょう。

 

不動産購入の流れ

ここでは不動産購入の簡単な流れについてご説明します。

 

●ステップ1
資金計画を考える
まずは自己資金やローンを組む予定であれば借入可能額などを把握するために、自分の資金計画を整理しましょう。
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●ステップ2
希望の物件を探す
上記で説明した通り、不動産の営業担当者のソリューション能力を見極めながらお世話になる不動産会社を選んでいきましょう。
物件自体はインターネットで情報を集めることができます。
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●ステップ3
現地見学する・具体的な相談をする
気になる物件があれば、不動産営業担当者にお願いして現地視察しましょう。
その物件の詳しい状況・情報をしっかりとヒアリングすることが重要です。
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●ステップ4
売買交渉・購入契約する
物件が定まってきたら購入金額を決める売買交渉をしましょう。
納得のいく金額でしたら購入申込を行います。その後、売買契約(書)の締結へと進みます。
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●ステップ5
ローン契約する
ローンを組む場合はここで住宅ローンの選択と借り入れの手続きを行うことになります。
抵当権の抹消手続き(売主が銀行に借入金を全額返済して抹消手続きを行うこと)や代金の支払い(小切手・現金・振込)を行います。
その後「移転登記」へと進みます。
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●ステップ5
鍵の引渡し 入居・引越し
所有権と家の鍵を受け取りましょう。仲介手数料などの諸費用の支払いも忘れずに。
その後引っ越しをすれば無事新居での生活が始まります。

 

上記のような流れとなります。
全体の流れを把握すると、明確な道筋が見えてくるのではないでしょうか?
中でも不動産会社選びのポイントは重要になってくるので、慎重に行いましょう。