空いている土地をそのままにしておくと、いくつかのデメリットが発生します。

 

まずは毎年、固定資産税や都市計画税が課税されるということです。例え安い金額であったとしても、毎年払い続けるのであれば、何か収益性のある資産に変えたいものです。

次に維持費です。使っていない土地だからといってそのまま放置するわけにはいきません。除草費用、清掃費用も考えなければなりません。

 

そして近隣トラブルもデメリットにあたるでしょう。空き地のままの状態が続くと、害虫が発生して近所からクレームが入ることがあります。

このように、ただ所有している土地であっても、コストと労力やストレスを抱えることになります。できれば空き地のまま放置するのではなく、何かしらの資産を産むような土地に変化させたいものです。
ここでは土地の活用方法について解説します。

 

●方法1
賃貸アパート・マンション経営
賃貸アパートや賃貸マンションを建てて、入居者を集めれば、家賃収入を得ることができます。年間の経費としては、固定資産税や共用部分の電気代、メンテナンス費用などがあります。空室リスクを減らすため、入居者のニーズを満たした魅力的な建築プランを設計することが重要でしょう。

 

●方法2
駐車場
駐車場経営は、比較的安価な費用で始められて、管理にもそこまで手間がかかりません。しかし、大きな収益は見込めないローリスク・ローリターンな土地活用法になります。建物を建築しにくい、長方形でない土地や狭小地でも可能なのが特徴でしょう。

 

●方法3
コインパーキング
コインパーキングは、方法2の駐車場に比べて機械を購入するリスクを負う必要がありますが、収益を高くすることも期待できます。駅の近く、商業エリア、観光地の近く、病院の近くなどが有効エリアですが、ロケーションによって向いている物件と向いていない物件があるので慎重に検討しましょう。
 

●方法4
トランクルーム
トランクルームによる土地活用法は、所有している土地内にトランクルームを設置して、契約者の荷物を入れるというもので、収益モデルに関しては駐車場経営による土地活用法と近いといえるでしょう。アパートなどが建てにくい変形地や、狭小地でも活用可能なのが特徴です。そのエリアにトランクルームの需要があるかどうか、事前のマーケティングが必要になるでしょう。

 

●方法5
太陽光発電
太陽光発電による土地活用は長期にわたる安定収入、眠っている土地の有効活用、すでに活用している土地の二重活用などメリットがあります。一方、太陽光発電システムの経年劣化による発電効率の低下や、何かがぶつかったことによる破損などがリスクとして考えられます。

 

●方法6
コインランドリー
建物を建築して、コインランドリー設備を設置し、自営またはフランチャイズで経営する方法になります。デメリットとしては洗濯用の機器や両替機など初期費用が高額になるという点が挙げられます。

 

以上が土地の活用方法となります。
環境や状況によって方法も変わってきますので、ぜひご自身で検討してみてください。