不動産投資とは?

不動産投資とは、簡単にいうと、アパートやマンション、一戸建てなどの不動産を利用して、利益を得る方法です。

 

不動産投資には大きく2つに分けられます。

①アパートやマンションなどの不動産を賃貸して、運用益(インカムゲイン)を得る
②不動産を売却することで、売却益(キャピタルゲイン)を得る

 

もちろん不動産を持っていないとできません。そのため、利益を得るために不動産を購入する必要があります。当たり前ですが、不動産を購入した額以上に利益が出せないと、損をしてしまいます。

そして、不動産投資は「投資」と名が付いているものの、株式やFXなどの金融商品と大きく違うところがあります。

それは、不動産が現物の資産であることです。不動産は英語に訳すと「リアルエステート」で、バーチャルな投資と根本的に異なります。

  

また、不動産投資を始めることは、不動産賃貸(いわゆる大家さん)で起業することと同じ意味を持ちます。

つまり、投資用不動産を取得したと同時に、不動産賃貸事業の経営者となるのです。まずはこの前提を覚えておきましょう。

  

不動産投資の魅力とは?

それでは、不動産投資の魅力を見ていきましょう。

  

始めはすべて任せて徐々に深く関わっていくことができる
不動産賃貸経営者となるといっても、必要以上に身構える必要はありません。最初は、ほとんどの業務を専門家に任せることができます。その代わり、あなたは経営者として、次のことが徐々にできるように努める必要があります。

①広く情報を収集し、不動産マーケットの動向を分析し、戦略的方針を決める
②不動産投資を進めていくうえで、必要な各分野のパートナーチームを構築する
③各分野の専門家の意見を取り入れつつ、的確な意思決定をして、適切な指示を行う

不動産投資は、金融商品への投資と異なり、自分自身が意思決定をすることによって、より多くの利益を得られる可能性があります。

  

時間に余裕があるときにできる
株式やFX投資は、秒単位で相場が動いています。
株式市場が開いている時、FXでポジションを持っている時は、世界中の情報を常に追いかけていないと、突発的な相場の変動に対応できません。平日の昼間に勤めている方などは、株式相場の変動を常にチェックするのは困難でしょう。

その点、不動産の相場は、数日・数週間のうちに大きく変動することはありません。仕事が終わった後の帰宅後や休日にじっくり取り組むことができます。

  

副業が禁止されているサラリーマンでもできる
通常、副業が禁止されている民間企業でも不動産投資は認められるケースが多いです。
本人の意思に関わらず、親からアパート・マンションを引き継いで大家さんになり、不動産投資を始めるケースも多々あります。すべての不動産投資を禁止することは無理があるでしょう。

万が一、勤務先が不動産投資を禁止している場合でも、不動産投資をする手段はあります。
あなたが不動産投資用の会社(資産保有法人)を設立するのです。あなたは、株主として会社を所有し、取締役にはなりません。取締役には家族になってもらうのです。

  

所得税・相続税などの税金をコントロールできる
日本の所得税は累進課税です。つまり、所得金額が多くなればなるほど、税率が上がってしまう仕組みです。
住民税も加味した税率は、課税所得金額が330万以下でしたら20%程度ですが、900万円以下の場合は33%、1800万円以下の場合は43%程度になります。

4000万円以下の場合は、50%と稼いだ所得の半分以上が税金となります。それに加えて社会保険料も加算すると、税金を払うために所得を増やしているようにも思えてくるでしょう。

しかし、不動産投資の場合は、家族名義や資産保有法人を通して不動産投資を行うことで、所得に対する税率を下げることができます。

  

本業以外に安定した収入が得られるので心にゆとりができる
不動産投資は、投資する場所さえ間違わなければ、長期に安定した収入を得ることができます。きちんと勉強すれば、他の投資や事業に比べて、大損や失敗の可能性も低いのです。

  

少額の資金でも始められる
不動産投資が株式やFX投資と異なるのは、金融機関が投資資金を貸してくれることです。場合によっては、取得資金の全額を貸してくれることもあります。

不動産投資はなぜ比較的融資を受けやすいのでしょうか?

なぜなら、銀行が不動産投資を「投資(投機)」ではなく、不動産賃貸業という「事業」として、位置付けているからです。
金融機関は投資する不動産や、すでにお持ちの別の資産を担保にして、投資した不動産からの家賃収入を返済原資として、投資資金を貸してくれるのです。

 

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